インフォメーション

第1話  記憶について
 覚えていたことを忘れて思い出せなくていらいらした。どうも思い出せなくて困ったなど皆様も日常生活の中で、数多く経験され、不安になり、でも、思い出した時の安心感等御体験のことと存じます。
 なんでもないようなこの「記憶」。しかし、もし、自分から一切の記憶がなくなってしまったら?どんなに恐ろしいことになるでしょう。
 その前に、記憶というものを改めて考えてみるのもよいでしょう。
 記憶にはどんなものがあるのでしょう。先ず、「いつ・どこで・だれが」等と言うように言葉で表現できる記憶があります。これを陳述出来るということから、陳述記憶または顕在記憶と言います。更に細かく考えてみると、先ほどのべたように、「いつ・どこで・だれが・・・」のような個人や状況に限定されるような記憶があります。これをエピソード(挿話)記憶と言います。一方で、自動車の運転や故郷の景色などという記憶は実際には言葉で表現しにくいけど、頭いっぱいに広がる記憶です。
 日常生活の中では、全てのことを経験している訳ではないので、人の話を聞いて、多分こんな事だろうと自己判断して思い込んでいる記憶と言うものもあります。時々それが勘違いだと分かって、恥ずかしい思いをしたことはありませんか。このような記憶をプライミング(記憶)と言います。テレビで、カレーライスのコマーシャルを何気なく見ていると、「何を食べようか」と思った途端に、カレーライスが頭に浮かぶようなものです。もうひとつは手続き記憶といわれ、自転車の乗り方などがその例です。
 このように、記憶というのは脳の重要な働きの一つです。記憶があるうちはその有難味は分からないかもしれませんが、なくなってみるとどうなるのでしょうか。
 認知症になると、その「記憶」が無くなっていくのです。早期発見、早期治療が大切だと言うこと、それが安心への旅なのだと思います。
 本日は、あたご航空をご利用頂き、ありがとうございました。次回も新しい企画で皆様方のご利用をお待ち申しあげます。